top of page
検索

手足のしびれでお困りの方へ:考えられる神経の病気について

  • 大阪頭痛脳神経クリニック
  • 2025年11月17日
  • 読了時間: 5分

更新日:6 日前


はじめに

手足のしびれは、日常生活でよく経験する症状のひとつです。一時的なしびれは心配ないことが多いですが、しびれが続く場合や徐々に悪化する場合は、神経の病気が隠れている可能性があります。

このページでは、しびれを起こす代表的な神経の病気についてご説明します。


目次



しびれの原因となる主な神経の病気

1. 糖尿病性神経障害

糖尿病で血糖値が高い状態が続くと、末梢神経が障害されることがあります。糖尿病性神経障害は、しびれの原因として最も多いとされています。


主な症状:

  • 足の先がしびれる

  • 足が熱い、または冷える

  • 手足の感覚が鈍くなる

  • 足の裏に紙が貼りついたような感覚がある

  • 立ちくらみ、排尿障害、下痢、便秘などの自律神経症状


特徴:

糖尿病になる前の段階(糖尿病予備群)でも末梢神経障害が生じていることがあります。血糖値が高い状態が続くことで、神経細胞に糖が蓄積したり、血流が悪くなって神経に栄養や酸素が届かなくなったりすることが原因です。



2. CIDP(慢性炎症性脱髄性多発神経炎)

CIDPは、免疫系が自分自身の神経を誤って攻撃してしまうことで発症する自己免疫疾患です。


主な症状:

  • 手足のしびれや感覚の異常

  • 手足に力が入らない(筋力低下)

  • 症状が左右対称に現れることが多い

  • 症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す


特徴:

  • 症状は2ヵ月程度かけて慢性的に進行します

  • 治療で改善しても、再発を繰り返すことがあります

  • 適切な免疫治療により症状の改善が期待できます



3. ギラン・バレー症候群

ギラン・バレー症候群は、CIDPと似ていますが、急速に進行する点が異なります。


主な症状:

  • 手足の脱力(力が入らない)や筋力低下

  • 顔のまひや、口・舌・喉の筋肉のまひが起こることもある

  • 感覚障害は一般的に軽度


特徴:

  • 風邪や下痢などの感染症が引き金となることが多い

  • 感染症状から数日~2週間で症状が現れ、急速に進行する

  • 4週以内にピークに達した後、通常は徐々に回復していく

  • CIDPと異なり、多くの場合は再発しない。



4. MMN(多巣性運動ニューロパチー)

MMNは、主に運動神経が障害される病気で、免疫系の異常が関与しています。


主な症状:

  • 手足に力が入らない

  • 筋肉が徐々にやせていく

  • しびれや感覚障害は少ない

  • 症状は左右非対称に現れることが多い


特徴:

  • 徐々に進行しますが、呼吸に必要な筋肉のまひは起こりにくい

  • 免疫治療で改善することが多い



5. その他の神経障害


シャルコー・マリー・トゥース病

  • 遺伝子の異常による末梢神経障害

  • 手先、足先の筋力低下や感覚低下がみられる

  • 親から子へ遺伝することがある


クロウ・深瀬症候群(POEMS症候群)

  • 手先や足先の脱力や筋力低下、しびれが生じる

  • 進行すると皮膚の色素沈着や手足のむくみが現れる


薬剤性・中毒性神経障害

  • 抗がん剤や抗ウイルス薬などの薬によるもの

  • 有機溶媒などによる中毒性のもの



こんな症状があったら、早めにご相談ください

  • 手足のしびれが2週間以上続いている

  • しびれが徐々に悪化している

  • 手足に力が入らない

  • しびれと同時に筋力低下がある

  • 糖尿病の既往がある

  • 最近、風邪や下痢などの感染症にかかった



診断と治療


診断の流れ

  1. 詳しい問診症状の経過、既往歴、服用中の薬などをお伺いします

  2. 神経学的検査筋力、感覚、反射などを詳しく調べます

  3. 血液検査糖尿病や自己免疫疾患のマーカーを調べます

  4. 必要に応じて画像検査や専門病院への紹介


治療について

しびれの原因となる病気によって治療法は異なります:

  • 糖尿病性神経障害血糖コントロール、ビタミン剤、神経障害性疼痛治療薬

  • 自己免疫疾患(CIDP、MMNなど)免疫グロブリン療法、ステロイド治療など

  • その他の原因頚椎や腰椎のヘルニア、ビタミンB1欠乏など原因に応じてリハビリやビタミン補充などを提案致します。



  1. コメント

手足のしびれは、さまざまな原因で起こります。当院では症状に合わせてヘルニアの可能性があれば対象部位の画像検査を当日行っております。脳梗塞などが心配な方には頭蓋内のMRIを撮影しております。中には原因の特定に至らない場合もありますが、原因が見つかった場合には改善の可能性もありますので受診をご検討ください。

参考 武田薬品工業株式会社 CIDP・MMNナビ https://www.takeda.co.jp/patients/cidp_mmn_navi/disease/





  1. 監修医師紹介


大阪頭痛脳神経クリニック

猪股 拓海 Takumi Inomata



  • 資格・所属学会

    • 日本内科学会 内科専門医

    • 日本頭痛学会 頭痛専門医

    • 日本神経学会 脳神経内科専門医



  • 専門分野

    • 脳神経内科



略歴


2018年

秋田大学医学部医学科 卒業

市立秋田総合病院 初期臨床研究プログラム


2020年

市立秋田総合病院 脳神経内科


2022年

国立病院機構 あきた病院 脳神経内科


2023年

市立秋田総合病院 脳神経内科


2025年

天王寺だい脳神経外科


2026年

大阪頭痛脳神経クリニック / 天王寺だい脳神経外科




天王寺だい脳神経外科

山田 大 Dai Yamada



  • 資格・所属学会

    • 日本脳神経外科学会 専門医

    • 身体福祉障害者指定医

    • 難病指定医

    • 日本脳神経外科コングレス

    • 日本頭痛学会

    • 日本脳卒中学会

    • 日本認知症学会

    • 日本頭痛学会 頭痛専門医


  • 専門分野

    • 頭痛の治療

    • 認知症の治療

    • 首、腰の病気、しびれ

    • 血管の病気

    • めまい、たちくらみ

    • てんかん

    • 高血圧、高脂血症、糖尿病

    • リハビリテーション


略 歴


2013年

近畿大学医学部医学科 卒業

高砂市民病院 初期研修医 内科、外科、製鉄記念広畑病院 救急科


2015年

医療法人寿会 富永病院 脳神経外科


2018年

医療法人寿会 福島県 総合南東北病院 脳神経外科


2019年

医療法人寿会 富永病院 脳神経外科


2021年12月

医療法人寿会 富永病院 退職


2022年2月

天王寺だい脳神経外科 開院








 
 
 

コメント


スクリーンショット 2026-01-09 9.05.55.png

住所

大阪市北区茶屋町6-6 TATSUMI茶屋町Bld.

TEL

06-6459-7268

FAX

06-6459-7269

休診日

火曜・祝日

アクセス

  • 阪急線【大阪梅田駅】2番出入口から徒歩3分

  • JR線【大阪駅】御堂筋北口出入口から徒歩8分

  • 大阪メトロ御堂筋線【梅田駅】5番出入口から徒歩6分

  • 大阪メトロ谷町線【中崎町】4番出入口から徒歩6分

Frame 6.png

・・・10時~15時(初診受付は14:30まで)

  • Line
  • Instagram

Copyright ©大阪頭痛脳神経クリニック   All Rights Reserved.

bottom of page